こんにちは!
今回は、
キャラヌノで取り扱い中の生地とボーンを使って、
「鳥かごパニエ(クリノリン)」の作り方を解説します!
(今回解説する作り方は、表からは見えない鳥かごパニエの作り方です。)
★鳥かごパニエ(クリノリン)製作におすすめ生地・ボーン!
パニエはドレスの内側に仕込むアイテムなので、上に重ねる生地を支えるために強度が必要になります。
強度のある生地とボーンの使用がオススメです。
◆サテン生地 公爵夫人
全21色!
組成:ポリエステル100%
生地幅:148cm
生地の厚み:0.37㎜
「サテン生地 公爵夫人」の生地紹介はコチラ!→
◆厚手サテン ver.2
全36色!
組成:ポリエステル100%
生地幅:150cm
生地の厚み:0.248㎜
◆プラスチックボーン バリカタ 10mm
幅:10㎜
硬さのあるボーンです。
プラスチック素材でコーティングされているため、通常のボーンよりも強度と硬さがあります。
◆ポリエステルボーン8・12㎜
幅:8・12㎜
衣装製作でよく使用されるスタンダードなボーンです。
手縫い、ミシンでも縫い付け固定が可能です。
◆サテンリボン
全56色×幅4種(6・9・16・25㎜)
素材:ポリエステル100%
★鳥かごパニエ(クリノリン)の作り方!
◇用意するもの◇
・生地(サテン生地 公爵夫人 CNC-GNS01-MN2256)
・ボーン(プラスチックボーン バリカタ 10mm)
・サテンリボン16㎜ 2m(サテンリボン ホワイト01)
・接着芯(接着芯 薄地 ノーマル – モノトーン1441)
・紙(ハトロン紙<ロールタイプ>)
・ゴム通し(安全ピンでも代用できます。)
・やすり
・糸
・手縫い針(ぬい針◆ニードルコンパクト ソーイングタイプ)
①ウエストベルト用生地を裁断します。
ウエスト寸法の長さ×ベルト高さ3㎝×2で長方形を書きます。
(作り方見本はウエスト寸法64㎝で作成しています。)
長方形が書けたら、周りに1㎝の縫い代を書き足します。
これで型紙は完成です。
作成した型紙通りに、生地と接着芯を1枚ずつ裁断します。
裁断した生地と接着芯は貼り合わせておきます。
②ボーンを支えるためのテープを作成します。
作りたいパニエの形を実寸~小さなサイズ(1/2・1/5・1/10)で書き出します。(実寸で書き出すと完成のイメージがしやすいですよ♪)
ウエスト寸法÷3.14÷2=ウエスト半径(画像赤線)
今回はウエスト寸法64㎝で作成しているので、64㎝÷3.14÷2=10.1910….
小数点第三位を四捨五入して、ウエスト半径10.19㎝になります。
高さ(画像黄色線)はウエストから直角に書きます。
高さは重ねたい衣装から3~5㎝程短くしてください。
高さを均等に分割(画像紫線)します。今回は5分割にしています。
ポーンを通す本数に合わせて分割数を変更してください。
パニエの形の長さ(画像緑線)を測ります。
この線がボーンを支えるためのテープの長さになります。
テープの長さ(緑線)×テープ幅2.5㎝で長方形を書きます。
長方形が書けたら、分割位置と周りに1㎝の縫い代を書き足します。
分割位置の上下に6㎜幅の印、裾から1.2㎝幅の位置に印を入れます。
この印がボーン通し位置になります。
これで型紙は完成です。
作成した型紙通りに、テープ1本につき生地を2枚ずつ裁断します。
この時、ボーン通し位置(分割位置)に切り込みを入れて印をつけていきます。
今回は7本テープを作成したいので、14枚裁断をします。
テープの本数によって裁断枚数は変更してください。
③②で作成したテープを縫い合わせます。
テープ用に裁断した生地を中表で重ね、ミシンで縫い合わせてきます。
ボーンを通す位置は縫い合わせないでくださいね!
④③で作成したテープを①のベルトに縫い合わせていきます。
テープの間隔が均等になるように縫い合わせていきます。
⑤ベルトを縫います。
ベルト端は3つ折りにして端始末をします。
アイロンで折り目をつけていきます。
この時、「アイロン定規」を使用すると測りながら折り目をつけることができるのでオススメです!
縫い代が見えないように、端から1~2mmの位置で縫い合わせていきます。
⑥ベルトにリボンを通していきます。
リボンの両端を三つ折り始末します。
ゴム通しを使用して、リボンをベルトに通していきます。
ゴム通しがない場合は安全ピンでも代用できますよ♪
⑦ボーンを通していきます。
②で作成した完成イメージの画像紫線部分×3.14×2=必要なボーンの長さを計算します。
必要な長さ分計算出来たら、ボーンを裁断します。
(布切ハサミで裁断をすると刃が悪くなってしまうので普通のハサミ等で裁断をしてください。)
ボーンの端はそのままだと生地を傷めてしまうので、やすり等で角をなくします。
ボーンの両端5㎜の位置に穴をあけます。
穴は押しピンなど先のとがったもので簡単にあけることができます。
ボーンをテープに通していきます。
テープに通せたら、先ほどあけた穴に糸を通してボーンをテープに固定していきます。
すべてボーンが固定出来たら、鳥かごパニエ(クリノリン)の完成です!
キャラヌノサテンで作成した全円スカートを重ねてみました♪
しっかりと生地の重みに耐えてシルエット維持してます!
如何でしたか?
鳥かごパニエ(クリノリン)製作の参考になれば嬉しいです♪°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
コスプレ衣装・舞台衣装やハンドメイド等、是非キャラヌノの生地をご活用くださいね!
完成した衣装は是非投稿フォトパレードへご投稿くださいね!!
★キャラヌノ使用材料・オススメまとめ★
・サテン生地 公爵夫人
・厚手サテン ver.2
・プラスチックボーン バリカタ 10mm
・ポリエステルボーン8・12㎜
・サテンリボン 16㎜
・接着芯 薄地 ノーマル – モノトーン1441
・アイロン定規 ロング
・ぬい針◆ニードルコンパクト ソーイングタイプ
・ハトロン紙<ロールタイプ>
・キャラヌノサテン
・スタンダードサテン
・マットサテン
・ヴィンテージサテンkk
・シャンタンジャガード ローズ
・ポリエステルジャガード プリンセスローズ
・ジャガードオリジナルカラー
・偏光ラメシャンブレー
・ラメオーガンザ